当社は15年以上にわたり、大手医療機器メーカー様向け医療機器の受託製造を担い、医療機器分野のノウハウを蓄積してきました。2024年5月には更に品質管理体制を強化すべく、医療機器製造工場である伊勢原事業と守谷事業所ではISO13485を取得致しました。また、その他の特徴として、複数拠点を保有することにより急な増産にも対応できる生産キャパシティ、短納期対応、自社トラックを保有することでお客様のご希望に沿った納期・納入方法が可能な点も強みです。
・製品の説明
当社が現在主に製造するのは世界中の大病院の中央検査室、検査センター、検査ラボ等の医療機関で使用される検体高速搬送・検査統合装置の中でチューブに入った血液を搬送する装置となります。医療現場における自動搬送装置は、工業用ロボットの導入や生産性向上の要求により、FA(Factory Automation)化が進んでいます。このFA化の流れに合わせて、自動搬送装置は世界中の医療機関でますます必要不可欠な存在となっています。患者のサンプルや医薬品などを効率的かつ迅速に運搬するため、自動搬送装置は医療スタッフの負担軽減や作業効率向上に大きく貢献しています。特に、病院や検査ラボなどでは、精度と速さが求められる血液や試料の搬送作業において、自動搬送装置の活用が欠かせなくなっています。
・藤田電機製作所の担当部分
当社はお客様が設計された装置の組立、調整試験の作業を行っており、作業に使用する部品は約1,000点に及びます。これらの部品は、お客様からの支給品や自社の協力工場で生産されたもの、外部の取引先から調達したものなど多岐にわたります。これら相当数に及ぶ部品の受け入れ・出庫はバーコードリーダーを活用し、正確に員数管理しております。また、動作や性能の確認検査には、校正された計測器などを使用し、高い精度で作業を実施し、お客様の要求に応じて、試験や調整を繰り返し、装置が正しく機能し、高い性能を発揮することを確認しています。
・まとめ
医療機器は高度な品質が求められる製品であるため、私たちはISO13485に厳密に準拠し、常に最新の注意を払いながら作業に取り組んでいます。この規格は医療機器の製造過程全体にわたる品質管理を確保するための国際基準であり、製品の安全性と有効性を確保する重要な指針となっています。ISO13485の要求事項に準拠することで、製品の品質や安全性に対する信頼性が向上し、お客様や利用者の安心感を確保することが可能です。また、法規制にも適合することで、製品の市場へのアクセスを円滑化し、製品の信頼性と安全性を保証することができます。
※掲載画像に関するご注意
当サイトで紹介している製品画像は、実際の納品物とは異なる場合があります。お客様の個人情報保護のため、AI生成画像やフリー素材を使用しております。 |